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August 18, 2007

ヒッチハイク

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基本的にスケベなので、自宅の近所に通好みのDVDとかCDを売ってるお店があるのだけれどここの売り場に並んでていつも気になっていたのがこの「ヒッチハイク」。
むかーしスクリーン誌読んでてこの映画の紹介があったのだが「なんというエッチな映画なのだ!」と思ってた。
DVDのジャケットも気になった。最大の目玉コリンヌ・クレリーの裸が使われているではないか。スケベにはうれしい外装だ。で、今回DVDで見た訳だけど、スケベ的にはややガッカリだったけど映画的にはちょっと面白かったので、何か得したような気がするぞ。

ヒッチハイク HITCH HIKE
1976年 アメリカ・イタリア
監督  パスカーレ・フェスタ・カンパニーレ
原作  ピーター・ケイン
音楽  エンニオ・モリコーネ

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ウォルター・マンチーニ(フランコ・ネロ)とその妻イヴ(コリンヌ・クレリー)は結婚して9年目だが、すっかりその夫婦仲は冷えている。車でキャンピングカー引っ張って山でハンティングしたあとキャンプ場に来たわけだがウォルターは酒浸りで、酔っ払ってはイヴを無理やり押し倒すし、周囲には悪態つきまくりの迷惑な男。
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ウォルターは三流雑誌のライターで、イヴは社長令嬢なもんだからお金の問題で離婚するのも難しい状況。
「あなたのはファックだけどほかはみんなメイクラブなのよ」などとイヴにも言われてしまう。そんなウォルターの世話をしてくれるイヴはいい嫁だ。
美人だし、カラダもいいしなぜ夫婦仲が冷めるのだ?帰路についた二人はヒッチハイクの男を乗せる。おりしもラジオのニュースでは2百万ドルを強奪し逃走中の4人組を報じていたが、その1人がこの男アダム・コーニッツ(デヴィッド・ヘス)だった。妻に下品な言葉を発したアダムを車からたたき出そうとしたウォルターは銃を突きつけられ、イヴとともに人質にされてしまう。アダムの狙いはネバダから南に下りメキシコ国境を越えること。
盗んだ金を独り占めして逃げようとしていたのだった。
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道中、彼らを確保しようとした警官を射殺し金を取り戻しにきた共犯の二人にも襲われるがものともしないアダム。このデヴィッド・ヘスにコリンヌ・クレリーが何度も押し倒されて見てる方はついにきたか!と思うといつもあと一歩というところでそこまで至らない。
愛のさざなみ」みたい。
アダムに「オレの自伝を書け」と強制されるウォルターだけど、彼の指示を聞かないもんだからだんだんアダムが頭に来る。そしてもうすぐ国境を越えるという山の中でアダムはついにウォルターの目前でイヴを自分のモノにしてしまう。Pibf715323
アダムに組み敷かれ声をあげるイヴの姿を怒りの目で凝視するウォルター。
裸のイヴがキャンピングカーに連れこまれたすきにウォルターは自身の手足を縛るロープを切り脱走を図るのだが、出てきたアダムに「おまえの女房はオレがもらってくぜ。あばよ」と撃ち殺されそうに。もはやこれまで。
そのとき、イヴが持ち出したライフルでアダムは射殺される。ライフルをキャンピングカーに積んでいたのだ。アダムの死体をキャンピングカーに隠した上で、ウォルターは陵辱されたイヴに服を着せ、二人のこれからを相談する…
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となると、こういう事件を経て夫婦の関係が修復されてめでたしとなるとばかり

思ってたのだけど、この後が問題。
「誰も見ていないんだから、この金を横取りしてしまおう」というウォルター。
それを制するイヴなのだけど、もともとぐずぐずの夫婦仲だからイヴもなぁなぁでウォルターについていくだけ。道中立ち寄ったドライブインでアンポンタンな不良どもに目をつけられた二人はタチの悪いイタズラされて事故を起こしPibf715334車が道路下で横転。
大ケガして動けないイヴはウォルターに助けを求めるけれど彼はそれを見捨ててアダムの死体を彼女の脇に置き、「この時を待っていたんだ」とガソリンをまいて火を放つ。美人のいいカラダの奥さんを非情にも焼き殺しちゃうのかぁ?…見てるこっちはここに来てやっと、いかにこの夫が妻を嫌っていたのかを理解するのだよ。
奥さんかわいそだなー。気乗りしなくても乗せてあげてたじゃん。
炎が上がるのを見届けて、街道脇でヒッチハイクするウォルターの姿でエンドタイトルなのが気が利いてる。

とにかくスケベな気持ち最優先で見たもんだから、そういう点ではあのえっちシーンひとつだけに集中させられてしまい、ちょっと複雑だけどコリンヌ・クレリーのサービスカットがちりばめてあるんで、まぁいいでしょう。
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アダムを演じたデヴィッド・ヘスはウェス・クレイブンのデビュー作「鮮血の美学」でも主演してるのである意味カルトな人。他の出演作でもだいたい変質者みたいな役が多いみたい。(「真夜中の狂気」とか)この直後に撮ったTVM「黒い九月 ミュンヘン」ではまたフランコ・ネロと共演しているのも笑える。
コリンヌ・クレリーは本当にカラダを張って頑張ってますが、どしてもこういう風な役ばかりになっちゃうのね。
O嬢の物語」なんか、衣装ほとんどないだろ?見たいけど。
フランコ・ネロのダメダメな感じはとてもいいと思うので見て損はしないけど、モリコーネのマカロニカントリーソングにのせて描かれるこの映画にはこれといって一気に盛り上がるとこもないから、がんばって見なきゃ寝てしまうかもです。
それにしてもこのオチは意外だったぞ。ワタシの場合、ヨメに気を使うようになりました。

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