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April 25, 2007

地球爆破作戦

これって見てみたかったのだけれど、いまだにソフト化されないでいる。
そしたら、ブライアン・グレイザーがプロデューサーとなりリメイクされる
らしい。監督はロン・ハワード。となると、とうとうタイアップでオリジナルも
ソフト化されるのか?
と、淡い期待。見てみたいもの。

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April 21, 2007

マタンゴ

クレージー映画をとにかく立て続けに見ているうちに、やはりこれはイカン
と思い始めた。さすがにこんなんばかり見続けてちゃ飽きるよなぁ。
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んで、この状況に変化をつけるべく先日レンタル屋で一緒の棚に並んでいた
ので借りてきたのが「マタンゴ」…知ってる人は知っている、東宝特撮
シリーズでは異色の作品に数えられる1本。メタクソ団のマタンキは関係ない。
異色の作品の一つ、ということは他にも「何か違うの」があるわけなのだけど
その辺はまぁ置いといて、この「マタンゴ」ちょっと違う人たちがスタッフとして
参加している。まず東宝特撮作品では珍しく海外の作品を原作にしている
(ウィリアム・ホープ・ホジソンの「闇の声」)しかもこれを元に原案を担当した
のが星新一福島正実というのが驚き。おかげでディティールのしっかりした
ストーリーを作ってくれてると思う。監督は本多猪四郎だけど、ここではいい
仕事してます。役者も結構いいとこを揃えてあるし、なんか不思議な映画。
結局、また返却後にDVD買ってしまった。
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南の海を疾走するヨットに乗り組んでいるのは
城南大助教授、村井研二(久保明)とその恋人にして助手の相馬明子(八代美紀)、新進作家の吉田悦郎(太刀川寛)、雇われスキッパーの佐田(小泉博)と漁師の息子の小山(佐原健二)、クラブ歌手の関口麻美(水野久美)と船のオーナー、二代目社長の笠井(土屋嘉男)麻美は笠井の愛人で、土屋嘉男が鼻につく笠井を好演。
みんななんとなーく楽しげにクルージングしてた(この微妙な空気もいいぞ)
のだが、嵐に遭難しヨットは大破。霧に包まれた無人島に漂着してしまう。
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その島で難破した調査船とおぼしき船を見つ
けたが、そこに残されたでっかいキノコの標本
これには「マタンゴ」と名前が記されていた。
また、船内の鏡がすべて壊されていることに
気づく。見つけた日誌には「キノコを食べるな」
と書いてある。幻覚作用があるため、とは書いてあるが生存者もいない。
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船の中はどえらいカビだらけなのだけど、壊れたヨ
ットでは雨風しのげないので7人はこの船をきれい
にして雨風しのぐことに。
水も食料も不足しているままこの島で生き延びよ
うとする彼ら。なもんだから、個人のエゴやらなに
やら噴出してみにくい争いが起こる。都会の夢ばかりみてんだから仕方ないよね。
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女を巡って争ってる場合じゃないのに



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そんな中キノコ人間出現(演じるのは天本英世
他)キノコ食べるとあんなんなるのか!と一同恐れおののく。鏡が壊されていたのは、まだ理性が残っているうちにキノコを食べた連中が変身した自分の姿を恐れて割っていたのだった。

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でも、結局エゴ丸出しの人々。佐田が食糧を持ち
逃げしてヨットで脱出。麻美とデキて色に狂った
吉田は銃で脅して女を独占しようとするがこの
ドサクサで小山は射殺されてしまい、村井に銃
を奪われ麻美と共に船から追放される。

ヨットで逃げた佐田は結局食料が尽き海に身を投げ、ヨットだけが戻ってくる。
残った3人は何とか理性的に生き抜こうとするけれど女にも逃げられた軟弱な
笠井は挫折。「俺を殺してくれ」などとのたまう。そこに色っぽさグレードアップ
した麻美登場、笠井にキノコを食べさせる。都会の喧騒の幻覚に酔う笠井。
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残った村井と明子だが、明子もくじける。そこに
キノコ人間襲来。さらわれた明子を追う村井は
キノコを美味しそうに食べる明子を発見。
連れ戻そうとするけどキノコ人間に阻まれる。
姿が変わりかかった吉田と麻美もその中
にいた。一人逃げ出した村井はなんとか助かるのだが…

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本多猪四郎の得意技はホラーだと再認識。
その演出術が全編にいきわたっていると思う。
ほんとに細かく演出してあるのに感心。
また役者もいいですよ。劇中どんどん値打ちの
下がっていく笠井を土屋嘉男が好演してるし、
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「みんなでキノコになりましょう」とクールに現実的
に割り切る水野久美のキャラもいい。善人キャラ
が得意なはずの佐原健二もまさに小悪党の小山
になりきって、いい仕事しているぞ。
最後まで俗な男の吉田も太刀川寛にハマって
いる。…八代美紀は、まだまだだな。
とても映画的に整理してある木村武の脚本も良い。このひと、ほかにも
世界大戦争」「ガス人間第一号」なんてくせのある映画の脚本も書いていた
のですな。ひねりの効いたラストは多分、星新一が考えたに違いない。
そりゃ異色になるわな。

DVDに特典としてこの作品で特技班チーフ助監督だった中野昭慶の
インタビューが収められていて、これがまた面白かった。
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まず驚いたのは、この作品でフロントプロジェクション合成が行われていたこと。
あの「2001年」でも採用されている合成方法で、
合成する背景をカメラ側からバックに投影して
撮影する方式だけどいろいろと面倒。でも、これを
「2001年」より前に実際に行っていたのだから
自慢していいぞ。序盤のヨットでのクルージングのシーンに多用されている。あと、東宝にオプティカルプリンターが導入され最初に使われた作品だそうで、とてもきれいに合成してある(難破したヨットが海に浮いてる画は合成)のでびっくりだった。
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最高だったのは天本英世。キノコ人間の役で
しっかり特殊メイクされていたので口があまり
開けられなかったそうだけど、天本さんメイク
したままで昼飯食べに行っていたそうです。
「何食べてたんでしょうねぇ?」って、その
メニュー知りたいなぁ。ちなみに劇中食べられて
いるキノコはちゃんと和菓子屋さんでこさえてもらっていたそうで、毎朝スタッフが取りにいっていたんだって。とても美味しかったそうです。
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今は絶版だけど、以前出てたサントラ盤はこれがまたクールなジャケット。
高いけど、ちょっと欲しい。

企画に困っているんだったら、この「マタンゴ」是非リメイクしてみてほしいなぁ。
それにしても、こんなエゴ丸出しの人間の登場するホラー映画と同時上映だったのが「ハワイの若大将」というのは、見に行った人にはなんだかちょっと…。

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April 12, 2007

そういえば思い出した

 何かのときにふと見て「ふーん」と思ったのだが、どうなるんだろ?と
正直思ってました。
怪奇大作戦 セカンドファイル
どうせ完全な新作だろ、と思ってたらオリジナルと役名がおんなじ。
それで考えてしまったのだな。

役名    オリジナルキャスト  今回
牧 史郎 = 岸田森     →西島秀俊
三沢京介 = 勝呂誉     →ココリコ田中
野村 洋 = 松山省二  →青山草太
的矢 忠 = 原 保美  →岸田一徳
町田大蔵 = 小林昭二  →寺田 農

うーん…面白いかなぁ。
とても素晴らしい、らいでんさんの怪奇大作戦のページ
5月にオリジナルの再放送とあわせてBS2でオンエアあるようです。

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April 10, 2007

サラリーマンのアイコン

植木等が亡くなり、これを機に往年の東宝クレージー映画のDVDを借りて
見続けている。まず借りてきたのが「日本一の色男」「クレージー作戦 くたばれ!無責任」「クレージー黄金作戦」の3本。
小林信彦の「日本の喜劇人」を読んだらやはり東宝のクレージー映画の
原点「ニッポン無責任時代」も見たくなり、借りようとしてレンタル屋に
行ったら…ない。貸し出し中だった。まさか借り出すような、結構わかってる
奴がいるとは思わなんだ。だいたい、同時に貸し出し中なのが「大冒険
なんて、いいとこ突いてくるじゃないかと感心してしまった。
しかし、今回借りられなかったのは敗北だった。仕方ないので第2作の
ニッポン無責任野郎」を借りて見ることにした。

最近、仕事ではあまり面白くないことばかり続くので、植木等の映画みたいに
世渡りするのは本当にうらやましいと感じます。
今回は一緒に「マタンゴ」も借りました。

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April 06, 2007

頭悪いぞ

仕事してても、何か読んでても「あ、このネタはブログに使えそう!」と
喜ぶのもつかの間。こうやっていざ打ち込みにかかると、すっかり忘れて
しまってるのがくやしい。
DVDはまた増殖中。「悪魔の性 キャサリン」「アルファヴィル」を中古で購入。
こらえ性のなさは、自分でもあきれます。

小林信彦の「日本の喜劇人」をいいかげんに読了。
いろいろ勉強になりました。で、これを読んでて思ったけど、映画が好きなのは
まぁいいけど、それだけではダメなのでは?本も読まなきゃいかんのでは?
と感じていたのがおおむね確信になった。原作とか関係の書籍は読んでおかんと
いかんぞ、こりゃ。いい例が「ダ・ヴィンチ・コード」だな、としみじみ感じた。

まだまだ勉強不足。

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April 03, 2007

さらば植木等

 青島幸男の通夜のニューズ映像を見たとき、久々に植木等の姿を見たけど
鼻に酸素のチューブが入っていたのを見て、体調がよくないんだなぁと
思ってたので、いつかその日が…とは感じていたけど、いざ実際にその日が
来てしまうとやはり寂しいもんだなぁ。

3月27日 植木等逝去

実際には自分、リアルタイムでクレージーを楽しんだ世代とはいえないけど
兄共からは「シャボン玉ホリデー」がいかに面白い番組だったかをずっと
聞かされてきた。植木等のコントがテレビでレギュラー放送されてたのは
記憶にあるのだと「いい加減にします」だったっけ?このコントコーナーで
あまりに場慣れした空気をぷんぷんとさせてコントに参加していたのを
思い出した。
場慣れ、というか一歩退いているのかも、と思ったのは文芸坐でクレージー
映画の全作連続上映企画(とはいっても、当時のオールナイトの企画となると
若大将か駅前シリーズか、あるいはゴジラか特撮か、はたまたクレージーか
だったから、来る客は全部見てるのだ)で何本か「日本一」「無責任」を見た
ときのこと。植木等はとにかく至って普通に主人公を演じているのだな。確かに
ハジケてはいるけれどどこか冷静な感じがして、これでかえって「この人は
信念を持ってハジケている」と見えた。小林信彦によれば「植木さんが一番
面白かったのは生のステージ、次にテレビで最後が映画」だったそうなので
ぜひクレージーキャッツの生のステージを見てみたかったなぁ。もともとは
「キューバンキャッツ」だったのが、アドリブのすごさで進駐軍の連中によく
「CRAZY!」と言われたことからクレイジーキャッツになったそうなので(表記が
途中からクレージーになった)やっぱ見てみたかったな。初期に人気があった
のは石橋エータローの女形だったというのも意外だ。
後から知ったけど、フランキー堺のバンド「シティ・スリッカーズ」には植木等他
クレージーのメンバーも一時参加していたので、このシティ・スリッカーズの
冗談音楽の音楽性がクレージーに引き継がれたのらしいですな。クレージー
のメンツが固定するのは1957年から。石橋エータローの病気休業をうけて
桜井センリが代打で参加したらそのままメンバーになった話は有名。
それから考えると、先日見に行った「君も出世ができる」はやはりすごい
作品だわ。フランキー堺と植木等の共演作って、他にあったかなぁ。

クレージーの映画となると東宝のシリーズになるけれど、実は東宝以外でも
製作されてる。東宝の「裸の大将」でクレージーの面々は出演してるけど
役がついたのは大映の作品が先で「足にさわった女」とかに出演してから
サラリーマンどんと節 気楽な家業ときたもんだ」とか「スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ」なんて、そのまんまの作品が先に作られてたから
こっちも見てみたいな。DVDも出てるし、なんとかしよう。他に、松竹でも
クレージーの花嫁と七人の仲間」とかあるけど、こっちはちょっと見られない
かも。
だけど、演奏自体の雰囲気をたどるのには絶頂期の昭和37~38年ごろの
「シャボン玉ホリデー」だって、たった4回分しか記録が残ってない。映画だと
1960年日活「竜巻小僧」とかで、ライブがどんな感じだったか見られるそうだけど、またフィルムセンター行かにゃならんかな。

なんにしろ、見てみたい作品ばかりが増えていく。

いずれにしろ、サラリーマンやってる自分にとっての特別なアイコンがもう
無くなってしまったのだな、と思うとさびしい。

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