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January 30, 2007

今月のお買い上げ

なかなか安く買えなかった、中川信夫の「地獄」を秋田の古本屋で購入。
とはいっても、そんな安くなかったぞ。ビーム版だからまぁ、少し大目に見る。
分けてもらった商品券使って、三島由紀夫の「憂国」購入。…でもやっぱ、
東宝さんソフト安くしてください。

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January 21, 2007

フィルムセンターへ行く=「アスファルト・ガール」+「君も出世ができる」

 ちょうど去年の今頃に車に乗って一家で東京まで行ったのだけれど、今年もまた行った。
というか、実は昨年の夏にも同じように家族で東京まで出かけていたのだけれど、それをブログのネタにするのをすっかり忘れておりました。
で、今回はというと別に家族で出かける必要はなかった。
もともとはたまたま眺めていた自分のお気に入りサイト「日のあたらない邦画劇場」に国立近代美術館フィルムセンターの企画がリンクしてあって、見ると「日本映画史横断2 歌謡・ミュージカル映画名作選」のスケジュールがあった。
それをちらちら見ていたら、なんと「君も出世ができる」が入っている!前から見たかった1本の、国産ミュージカルの大作である。
しかし、これ1本だけだとしたらわざわざ東京まで行くのもなぁ、
と思っていたら同じ日に「アスファルト・ガール」が上映される。
これ、解説を読んでいて驚いたのがミュージカル監修としてミュージカル映画の佳作「回転木馬」の振付を担当していたロッド・アレクサンダーをスタッフに迎えての島耕二監督作品。
本場ハリウッドの振付師を招いての日本製ミュージカルとは?
これは見てみたいなぁ…と興味がふつふつとわいてきた。まして東京に住んでいた頃にはフィルムセンターに行ったことなかった。
関心はなかったわけじゃないけれどちょうど東京にいた頃はフィルムセンターが火災を出してずーっと改修中だったので見に行きようがなかった。これはやはり行ってみたい。翌日ツマに言った。

「1月14日に東京に遊びに行くよ」
「何しに行くの?」
「見たい映画があるんだけど、この日だけしかやってないんだ」
「あ、そう。わかりました…(コドモらに)パパ東京行くんだって」

この言葉にコドモ達は強く反応した。…自分達も行きたい、と。
「じゃ、みんなで行こっか」というツマの言葉に反論するつもりもなかったので

結果、また車で東京まで行くことになったのであった。
今回は風邪もひいてなかったので、何も道中にネタはない。
「さすがに三度目はたいくつ」とはムスメの言葉。足代を安く上げるにはこれしかないのよ。13日の朝9時に盛岡を発ち、宿に入ったのは午後の4時ごろ。
その日は夕方から銀ブラして終わり。銀座は変わりました。

明けて14日。車を新浦安の次のホテルに移動させ、一家で東京駅まで出る。
東京駅でツマとコドモと別れ(彼らは科学博物館へミイラ展を見に行った)
いざ、京橋へ。…行った事ないから場所がよくわからない。日曜日だし、店も
開いていない。結局ローソンで道を聞いた。店員は中国人だったような気がする。
そして、大した距離でもなかったがやっと着いた。
東京国立近代美術館フィルムセンター。
Filmcenter
沿革を読んでみたら現在の建物は
1995年の完成で、まだ実はかなり新しい。
(中の写真撮影はちょっとできなかった)
中に入ると中央に長ーいベンチが4列に並べてある。警備のおじさんに
「最後尾はこちらです」と案内されてそのベンチに座る。これは順番待ちのためのスペースだったのね。
まずは「アスファルト・ガール」を見るためここでしばしボーっとする。にしても、どうしてこうも濃い目のキャラのおじさんばかりが集まっているのだ?


開始は午後1時からで、30分前に入場。会場は2階の大ホールで、階段を上ってすぐに受付で入場料500円を支払う。ホールに入ると、これがまたきれいな映画館だった。定員は310名で、これに達すると受付は締め切り。
最近は映画館のキャパも小さくなったので、こんな大きめのホールは何だかうれしい。パープルが基調の椅子はすわり心地もよいです。
そして、上映時間となりはじまりはじまり。
Photo_2





アスファルト・ガール 1964年大映 88分
監督は島耕二。歌謡映画の監督作が多いひと。
タイトルバックのセンスの良さに、最初からうれしくなる。ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」のジャケットを思わせる、パンプス履いた女性の膝から下だけの映像はグッドです。

ミュージカルだけに、物語はシンプル。
「東京国際ガイドクラブ」のガイドの一人えり子(中田康子)はいつも、なかなかお呼びがかからない。この「東京国際ガイドクラブ」は今で言うとこの「派遣型風俗」で、彼女以外の女の子はアメリカから来たジャズカルテット(ローランド・ハナ・クワルテット)の相手に呼ばれて行ってしまった。
そこに「上品な感じの女性をお願いしたい」との電話。「ぴったりの娘がいますよ」とアニキ(岩村信雄=柴田恭兵そっくり)がえり子を送り出す。待ち合わせ場所にいたのはブラジルでコーヒー園を経営する星野(坂本博士)予備士官学校の同期会の席上でガールフレンドの役を頼まれたえり子は快諾して、友人達の待つホテルへと。(この同期の桜には中条静夫もいる。歌います)
席上「堅物の星野にも恋人がいたとは、いやめでたい」と皆から酒を勧められるえり子だけど、実は彼女は酒乱の気があるためあっさり酔っ払い、騒いだあげく眠ってしまう。
翌日、目を覚ましたえり子は星野に謝るが、「いや、あなたのような方で良かった」と星野に気に入られ靴を買ってもらう。
星野のことを好きになったえり子はお気に入りの場所へ星野を案内する。
記憶喪失で昔のことを良く覚えていないというえり子の記憶を取り戻そうと星野はえり子を連れて横浜へ。しかし、実はえり子は記憶喪失のふりをしていただけでもともとは靴磨きだったと告白。それを聞いた星野も、実はコーヒー園は破産していて一から出直しであることを告白。ブラジルでやり直すけれどえり子に一緒に来て欲しいと告げる。その言葉にうれし涙を流すえり子。
「そんなこと言ってもらったのは初めて」
荷造りして港へ向かおうとするえり子をアニキは許さず、部屋に閉じ込めてしまう。なんとか部屋を抜け出して港に着いたえり子だったが、星野の乗った船はもう出航した後だった。
悲しみにくれるえり子がひとりお気に入りの場所で泣いているところに星野が現れる。彼は船に乗っていなかったのだ。抱き合って喜ぶ二人。

どう見ても岩村信雄より坂本博士のほうが圧倒的に出演場面が多いんだけど、クレジットでは岩村信雄のほうが先ってのはどういうわけだ?
中田康子って、よく知らなかったけど元宝塚で、東宝の「ラドン」なんかにも出てた人だった。
キャラ的には水野久美とすっかりかぶっちゃうのが難しかったのか、大映に移っていたのでした。宝塚出身だけに劇中の歌と踊りはすばらしすぎ。
特に、自身が実は靴磨きだったことを語りだしてからの靴磨きとの3人での歌とタップは最高。まさにハリウッドミュージカルの演出なんでロッド・アレクサンダーの面目躍如です。(ミュージカルシーンは彼が全部演出・監修しているらしい)
でも、ハリウッド風にいきなり日本語で歌が始まるのは最初なじめなかった(見てるうちに慣れたけど)見て損は絶対ない作品だからぜひソフト化希望。こういう空気の作品も日本映画にあったのを、みんなで知ろう。
下っ端の一人で尾藤イサオが出ていて、当然のごとく歌い踊っているのもポイント。これがデビュー作だったそうです。中条静夫の歌には負けるけど。

終映後、入れ替えなのでホールから外に出て1階の順番待ちエリアを見ると、何とまぁもう椅子のスペースがほぼ満員。
これはマズイ。定員の310人にこぼれると肝心の目的が果たせない。なので、一度外に出てコンビニに寄り、おやつを買ってすぐにセンターに戻る。
順番待ちに並ぶと、列の先は地下への階段まで伸びていてワタシの並んだ場所は地下2階の踊り場でした。もう定員に達したかとちょっと不安になる。で、開場となったが何とか310人には入っていてセーフ。結局満員になったから、絶対に入れなかった奴もいると思う。

「君も出世ができる」おそらくは今回の企画での目玉の1本だったに違いない。
一部では伝説的な国産ミュージカル映画なのだ。
Photo_3
1964年東宝 100分 監督・須川栄三
音楽 黛敏郎  作詞 谷川俊太郎と
すごい取り合わせ。
キャストも豪華で(東宝的に)フランキー堺
高島忠雄、雪村いづみ、中尾ミエがメイン
で、ほか浜美枝、益田喜頓、有島一郎、
藤村有弘、十朱久雄、ジェリー伊藤に
やはり出ていた沢村いき雄。そして最大の
隠し玉がカメオで植木等。これは笑うぞ。
同僚役で二瓶正也もいるけど目立たない。
(なにげに平田昭彦もちらといたような気も
するけど、ちょっと自信ない)その他大勢。
ほんとにあまりにも大勢。

東和観光の外人観光課の社員、山川(フランキー堺)は出世を日々夢見て奔走するハッスル社員。
同じ課の後輩で同じアパートに住む中井(高島忠夫)は逆に出世には無頓着なマイペース型社員。
山川は片岡社長(益田喜頓)のアメリカ出張も羽田空港でパーッと盛り上げてアピール。でも中井はそんなの面倒くさがり、社長を送り出した後も空港でぼーっとしていた。
そこに社長の乗った飛行機が戻ってくる。乗客の乗り間違いのため、引返してきたのだ。中井は社長に、「この小切手を服部紅子さんに渡してきてほしい」とお使いを頼まれる。
教えられた場所に行ってみると、紅子(浜美枝)はクラブ「シャレード」のホステスで、どっからどう見ても「社長の女」なんだけど中井はそんなことにも無頓着。変わった奴だ。
なじみのお茶漬け屋のよっちゃん(中尾ミエ)は山川に気があるんだけど、出世ばかり考える山川はそんなこと
構わないで、紅子の件を出世に利用することをたくらむ。
山川と中井は営業に接待に精を出す。アラブの大物バジャール(沢村いき雄)の接待にシャレードを使い、大盛り上がりでライバル極東観光を出し抜く。

沢村いき雄、あなたはえらい。

予定より早く社長が女連れで帰ってきた。例によって東和観光本社は大和証券本社前であった。連れてきたのは実の娘、陽子(雪村いづみ)アメリカに留学していた彼女を、社長は外人観光課のトップに置く。課長は有島一郎だが、こんなんされてもノホホンとしている様は見事だ。
陽子はアメリカ的ビジネスモデルの導入を図り、東和観光の組織改革を進める。山川はそんな彼女に猛アピール。しかし彼がアメリカ旅行会社観光団のガイドを買って出たのはいいが風邪でダウン。
代役を中井が任されたが、箱根で合流するはずが旅行団は陽子が引率して観光中。暇な中井はたまたまガイドがいないアメリカ人夫婦(アーネスト&マージョリー・リクター)のガイドを引き受けて観光へ。その姿を陽子に見られホテルで陽子にとがめられるが反論する中井。そんな中井を陽子は観光団のパーティーに連れ出す。
中井の優しさに、仕事ばかりでない一人の女性でありたい陽子は惹かれる。中井も同じく陽子の本心を知り、ラブラブに。
翌日、山川が元気に復帰。熱帯植物園の観光に行ったところ社長と紅子にばったり。山川が「紅子さんは中井君の恋人なんだ」とウソついて社長に助け舟を出すが、それを信じた陽子は中井から距離をおく。
東京に戻ると中井は山麓ゴルフ場開発事務所への転勤を命じられるが、「のんびりしてていいです」とこれまた無頓着。ただ、陽子の心変わりがひっかかる。
一方、山川はアメリカ人大物旅行エージェントのマクレガー(ジェリー伊藤)を取込み、大手のワールドエキスプレス社との提携を成功させるべく陽子とマクレガーに接待攻勢をかけるが、山川のプランはすべて失敗しライバルの極東観光に出し抜かれてしまう。
「あれだけカネを使ったのに!」と上司から山川は叱責され、謹慎を命じられる。落ち込んだ山川、中井の送別会をやってやる、と安いトリスバーに2人繰り出す。ここで荒れる山川、
そこに「そう、その通り!」
と男が声をかけてくるが、この男こそ植木等。ここで高島、フランキー、植木と東宝娯楽作品のトップがそろい踏みの笑えるシークエンス完成。汽車の時間があるから、と中井=高島はここでリタイヤ。
山川はその男と飲み屋のはしごをするんだけど、ここからが人海戦術のはじまり。
鬱屈したサラリーマンのエネルギーがはじける大群舞シーンには400人動員したとの話で、ものすごいことったら。途中で植木等はいなくなっちゃうことが残念。
最後の店、いつものお茶漬け屋でよっちゃんに慰められた山川、翌日よっちゃんとの新生活を夢見て辞表をたたきつける。「紅子さんは社長の二号なんだよ!」と真相をバラすと陽子は大喜び。社長をとっちめに行くと、そこに箱根で中井がガイドしたアメリカ人夫婦が訪ねてくる。
「わたしは中井が気に入った。実はわたしはアメリカロータリークラブの会長なのだが、毎年観光団を日本に送るのにぜひ中井にその世話を頼みたい」と彼を訪ねてきたのだった。
我が事のように喜ぶ陽子は中井を本社に呼び戻すことを社長に認めさせる。
中井は新設の外人旅行部アメリカ課課長に、そして山川は主任にと出世する。
とまぁ、見事なハッピーエンド。

とにかく、明るく楽しい東宝映画の真髄がここにある。東宝の気合の入れ方も並でなかったようで、監督の須川栄三らはアメリカまでミュージカルの勉強をしに行ったそうだしセットも大掛かり。雪村いずみが歌う「アメリカでは」のシーンはものすごいセットと大群舞で唖然とするくらい。
美術のセンスとてもいいんですが、美術の村木忍は黒澤組の美術・村木与四郎の奥さんなんだそうで、シャレードのセットなんか見ると変に納得。
ちゃんと浜美枝の下着姿のサービスショットもあるし(浜美枝はとにかくキュートっす)楽しさいっぱい。
藤村有弘と十朱久雄の重役陣も、東和観光はいかに楽しい会社かを伝えるのに十分だ。高島忠夫の「タクラマカン」雪村いずみの「アメリカでは」などのナンバーも完成度はかなり高い。このこってり加減はワタシ大好きです。
通常の倍の制作費を使ったそうだけど、興行成績はいまいちだったようでやはり和製のミュージカル大作は当時はなじまなかったか、と残念。
でもこの1964年は国産ミュージカル映画の年で「ああ爆弾」「アスファルト・ガール」「君も出世ができる」と当たり年なのでした。
とにかく、今の時代のこの鬱屈した空気が微塵もないオリンピックの年の東京。うらやましいなぁ。
フランキー堺のこのとことん弾むような芝居も、この時代性にぴったり。
ちなみにこの年の映画賞は、「砂の女」(岸田今日子主演)が総ナメ。
「君も出世ができる」以前レーザーディスクのソフト化されていたけど当時ボンビーだったから買えなかったのが今となっては非常にくやしい。
…東宝のソフト、高いんだもん(定価で確か当時6千円くらいしたはず)
何とか万難を排してDVDにしてほしいものです。

フィルムセンターへの旅は今回、とにかく楽しんでこれたのでまた行きたいと思うけど、行き来が大変なのがちょっとなぁ…。この翌日、またしてもコドモと浦安の某テーマパーク(新しいほう)に行って帰ってきたうちの一家であった。

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January 12, 2007

とりあえず、喜ぶ

先日、とうとう今年で富士フィルムが8mmフィルムの生産と現像を終了する
というネタを書き込んだが、思わぬ展開。
「延期します」とのリリースが出た(^_^)/
えらいぞ富士フィルム!英断だ!

…とはいうものの、このままではイカン。
肝心のハードはとっくのとうに生産を終了している訳で、ユーザーは
増えるわけないのだ。値上げもするし、このままではイカン。
とはいっても、いまさら新型8mmフィルムカメラ登場!なんてことは
絶対ないだろうしなー。
でも、もし今、新型シングル8カメラを出すとしたらどんなスペックかを
考えてみた。

まず操作性。操作が簡単なのにこしたことはないけど、簡単にしすぎると
ハイエンドユーザーが怒る。マニュアルでの操作ができないとダメ。
というわけで、最近の一眼デジカメみたくモードをダイヤル設定できる
ようにする。オートフォーカスもありだけどマニュアル操作も当然できる。
逆転撮影もシングルなら当然OK。解放モードもあるといいな。
最大72コマ/秒のスローもやってほしいなぁ。理想は一眼レフだけど
ZC-1000と同じシステムだと駆動中ファインダーのぞくとフリッカーなので、
ハーフミラー式でもいいかもしれない。
レンズは交換式だといいけど、その場合はマウントがニコン用か?標準で
10から15倍ズームでマクロ可。レンズの径はぜひ72mmにしてほしい。
フィルターも内蔵なら言うことない。
重量は軽いにこしたことないけど、重過ぎなければいい。ZC-1000は
装備重量で2kg越えてたけど、重心の位置を低くすればそれくらいは許す。
ZCは手持ちだと重心が高くてとてもつらかった。
Zc1000
←これがZC-1000
機械式8mmフィルムムービーカメラの
最高峰だった







こんな感じで、外装はやっぱアルミダイキャストとかの金属製で、黒塗装が
望ましい。

これで売り出すといくらするんだろ?えらく高くつきそう…でも、もし
この希望の仕様で出たらたぶん買います。無駄な買物と解っていても…

って、ここまで書き込んでふと思った。エディターと映写機も要るのか?

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January 05, 2007

紅白歌合戦

年末の恒例はやはり紅白歌合戦、だったのだけど
昔と違って、今は「歌謡曲」というジャンルが存在しないので
紅白歌合戦という番組の成立要件としてはだいぶ苦しいのが
現状。まして時代は移り変わっていて、娯楽の材料も増えたから
そんなん視聴率取れません。1963年の紅白歌合戦の視聴率は
なんと81%!すごい。それが今では40%取れるか取れないか。
でも、40%取ってるのも実はすごいと思う。こんだけほかの事
やってる奴がいっぱいいる時代になっても、10人に4人は同じ
番組見てるんだもの。

そうなると、困ったことも出てくる訳で

今回は、DJ OZMAがやってくれた。
Maru1167571418330
よく見りゃ確かに
裸じゃないのがわかる。
でもちょっと下品なのは
確か。文句言いたい
のもわからなくはないが
自分的には、そんな目く
じら立てなくてもいいん
じゃないの、と思うな。

騒いでいる人たちは結局、NHKとOZMAにのせられているのでは?
と勘繰ってしまうけど、果たして真相やいかに。話題にはなるもんな。
都合750件ほどの抗議があったそうだけど、何千万人か見てたうちの
750件の抗議は、さて重要であろうか?

生では見てないんだよなー、これ。おかげで後から何度もネットで
見たので、「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」の歌詞をいいかげん
覚えてしまった。氣志團はまだ紅白出られるのかなー

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January 02, 2007

年の初めの

知らないうちに2007年。
早いなぁと思うけど、自分が子どもの頃を思い起こすと
お正月が来るというのはものすごい一大イベントだったのに
今は何だか、単なる節目みたいなもので「春分の日」とか「秋分の日」
なんかと同格になってしまったような感覚。
おふくろに言わせると「正月はごみも出すもんじゃない、と言われた」
なんて信じられない、今の正月。自分の子供の時分だって、元日は
人っ子一人通らない街を見て感心していたのになぁ。
元日の初売でおトクに喜びをゲットできた方はいるのでしょうか?
自分はというと、何もせずうちにいてありがたく年賀状を読み、雑煮を
食べ、コドモ達にお年玉をあげて、そのくらいで一日はおしまい。
ホントなら、もっと日本国民が何もしないで過ごす日があっていいのでは
ないかとも思う、新年の二日目でありました。

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January 01, 2007

そんな訳で千夜一夜物語

  先日相次いで亡くなった青島幸男と岸田今日子が、声の出演をしていた
作品がこれ。アニメラマ第1作「千夜一夜物語」なんだけど、これその昔
テレビで確か見ているはずなのだけれど、まったく覚えていない。これより
第2作の「クレオパトラ」のほうはなんとなく覚えているところもあるのだけど。

哀しみのベラドンナ」見たさに買ったDVDのボックスはアニメラマ全3作品
のボックスだったわけで「まぁ、前にも見てるし」なんて思っていたので、当初
「千夜一夜物語」はそんなに見ようという意欲がわかなかったのだけど、
いつのまにやら青島幸男と岸田今日子が亡くなってしまい、やはり見る気に
なったので見てみた。しかし、これはすごいアニメの超大作だった。
スタッフとキャストの陣容がものすごいのだ。めぼしいところを以下に記すと

千夜一夜物語…1969年 虫プロ・日本ヘラルド映画
 総指揮  手塚治虫
 構成協力 北杜夫、小松左京、大宅壮一
 音楽   富田勲
 劇中歌 ヘルプフル・ソウル
 美術監督 やなせたかし
 原画    月岡貞夫、出崎統、杉井ギサブロー、村野守美ほか 

 モチーフは千夜一夜物語からいろいろと使われているけれど、物語は
あくまでオリジナル(脚本には手塚治虫も参加している)

昔々のバグダッド。水売りのアルディン(声:青島幸男)はここで商売を
始めようとして砂漠を越えやってきたのだが、市場で売られていた美しい
女奴隷ミリアム(声:岸田今日子)に一目ぼれ。彼女が金貨1万枚で
競り落とされたところで砂嵐が起こり、そのどさくさにまぎれてアルディンは
ミリアムを連れて逃亡。逃げ込んだ豪商シャリーマンの屋敷で2人は結ばれる。
「あたしはあんたに買われたんじゃないもの」なんて、いいなぁ。
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ところがシャリーマンは彼らを監禁。彼らを
かごの鳥のように飼おうとする。
ミリアムを買おうとしたのは警察長官
(声:高木均)のバカ息子。警察長官は
部下のバドリー(声:芥川比呂志)に
ミリアムを取り戻すこととシャリーマンの排除を命じる。
Cobm_52485
バドリーは盗賊カマーキム(声:小池朝雄)
を使い命令を実行。アルディンとミリアムが
監禁されていた部屋を開けたのはカマーキ
ムの娘、マーディア(声:伊藤幸子)しかし
結局、2人はカマーキムに捕らえられ
アルディンはシャリーマン殺害のかどでひどい拷問をうけるがミリアムとの
再会を信じる彼は耐え抜く。そんな彼の姿に同情し、看守長は彼が死んだこと
にして墓地に送る。おかげでアルディンは脱獄に成功。一方で、ミリアムは
アホな警察長官の息子が勝手に死んだことから、バドリーの屋敷に移され
そこでアルディンの娘を出産。ジャリスと名づけるも産後ミリアムは死んでしまう。
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やっとミリアムの行方を知りバドリー邸に着いた
アルディン。しかし彼女の死を知らされる。復讐
に燃えるアルディン(別にバドリーのせいじゃ
ないんだけど)バドリーを待ち伏せ襲うが、急に
むなしさを感じてしまい、とどめを差さずに去る。
さまよったアルディンはカマーキムの洞窟を見つけ、そこから宝を盗み逃げよう
としてマーディアに見つかるが、結局再会した彼女を口八丁で丸め込み、お宝の
空飛ぶ木馬でマーディアとふたり旅に出る。調子のいい奴だ。
たどり着いたのは女護ヶ島。ここの女達との快楽におぼれちゃうアルディン
をマーディアは見捨てて帰ってしまった。(このくだりがまた長いんだ)
その後アルディンは女達の正体を知り島から逃げるのだけれど、彼を拾った
船は巨鳥ロプロプ鳥に襲われ難破。流れ着いた島は食人鬼の島で、ここを
命からがら逃げたアルディンは魔神に捨てられた魔法の船を見つける。
主の願いを何でもかなえるこの船で、彼は豪商となっていく。
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15年のち、魔神の夫婦ジン(声:三谷昇)とジニー
(声:加藤治子)が空飛ぶ絨毯で痴話げんかして
いたところ、ジニーが男前の羊飼いアスラーン
(声:橋爪功)を見初め、何とか自分のものに
しようとたくらむが、ジンがバグダッドから美少女ジャリス(声:岸田今日子の二役)
を連れてきてしまい、アスラーンもジャリスもお互いに一目ぼれ。バグダッドに
戻されたジャリスだけどアスラーンを忘れられない。
男装して街を出てアスラーンのもとへ行くジャリスなんだが、追手に捕まってしまう。
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一方でバドリーが警察長官に、シンドバッドという
豪商がバグダッドに来るという情報を伝える。
バグダッド王に何事か申し出があるらしい。彼ら
はシンドバッドを王に担ぐため一計をめぐらす。
バドリーはカマーキムにシンドバッドを襲うよう
命令。シンドバッドのもとをマーディアが訪ねると、
「マーディア、いつのまに商売替えしたんだ?おれだよ」シンドバッドはアルディン
だったのだ。アルディンが去った後の切なさをマーディアは涙ながらに訴える。
そりゃ、バドリーにいいようにされて何年も過ごしてたんだもんなぁ。
カマーキムが襲撃体勢を整えたとき、バドリー率いる警察部隊がカマーキム一味
を強襲。バドリーが裏切ったのだ。マーディアは逃げたがカマーキム一味は全滅。
つまりは、シンドバッドに無理矢理恩を売って取り入ったのだ。ひどいなぁ。
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バグダッドを買う、というシンドバッドは王に宝物
比べの勝負を挑む。その場でジャリスを見つける
シンドバッド「ミリアムだ!」 結局宝物比べは
敗れたが、王様以下重臣たちを自分の魔法の船
に乗せて世界の果てまで送ったシンドバッドは
バグダッドの王となり、バドリーを大臣にする。高い高い塔を作れだの戦争しろ
だの奇矯な政策を打ち出すシンドバッド王。なんとかジャリスを第一夫人にしたいが
それも「私にはアスラーンがいます」と拒絶される。実の娘なんだけど。
だけど捕らえられて前線に送られたアスラーンは軍を脱走し、捕まってしまう。
脱走兵は死刑。それをバドリーに知らされたジャリスは自暴自棄。
ハレム入りを結局承知したジャリスは王の寝室へ。
ライオンに食われて死ぬはずだったところをジニーに助けられたアスラーンは
ご丁寧にバグダッドの王の寝室まで送り届けられる。中に入るとそこにはジャリス。
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再会をラブラブに喜ぶ二人だけど、
あと一歩でジャリスをモノにできたはずの
シンドバッド王は当然ほったらかし。



Cobm_524829
翌日、バドリーに煽動された市民が王宮
に押し寄せる。シンドバッドを裁判にかける
というのだ。バドリーによって入念に調べられ
シンドバッドが水売りのアルディンであること、
またジャリスがその実の娘であることが暴露
され、「実の娘とえっちするような鬼畜を王には
できんだろ」とバドリーは自らを王にするよう仕向ける。しかし、そこに
アスラーン乱入。「ジャリスは自分のものだ。王はなんにもヤッてない」と証言。
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怒ったバドリーはアスラーンを斬り殺そうと
するがマーディアの放った矢によって倒される。
マーディアはシンドバッドを誘い国を出ようと
するがバドリーが持っていた毒蛇にかまれ絶命。
とことん気の毒な女だ。


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翌日、死罪となったシンドバッド=アルディンが
首をはねられそうになったとき造成中の塔が
崩壊。どさくさにまぎれてアルディンは脱走。
「さぁてと、…人生、王様の次は何だろね」
アルディンは何処かへと去っていく。
Cobm_524834






見てるぶんには結構楽しく見られる、大人のアニメーションなのだけど
はっきり言って、あまり出来は良くないなぁ、というのが正直な感想。
これだけのスタッフを揃えての気合入りまくりの超大作!画面は当時としては
最高水準のアニメーションなんだけど、その気合ばかりで結果的にまとまりが
悪くなってしまった。2時間8分は長いだろ。実験的な部分で手塚治虫がやって
みたかったことはあらかた詰め込んであるんだろうけど、(実写フィルムとの
合成とか一部背景を立体物で撮ったりとかの実験的部分)
編集作業がおろそかになっているなぁ。おそらくは撮った場面がどうしても
切るのに忍びなくなってしまい、ほとんどそのままつないであるんだろうけど
そのせいでシークエンスがみんな長くなってしまい、物語の流れが良くない。
ディズニーアニメだと物語上不必要と判断されると最終的に編集でまるまる
シーンごとカットしてしまうことも多いのに。あと、これだけの脚本スタッフだって
いうのに脚本がいまいち。不満なのは例えば、アルディン=シンドバッド王が
バドリーを大臣に取り立てるのは、見てるほうは前のいきさつを考えると何か
企みがあるように思っちゃうのだけれど何もなかったみたいだし、ラストで塔が
崩れたときにアスラーンとジャリスは助かったのか助かってなかったのか
はっきりしないしで、消化不良ぎみ。
それでもやはり見ていて楽しいのは、やなせたかしの手によるキャラクター。
けっこうそのまま動かしてるのでとっても親しみがもてる。もともとは手塚治虫が
「大人向けの作品にするのなら、自分でなく誰か別の方にキャラクターデザインを
お願いしたい」という方針のもと杉井ギサブローの「やなせさんにお願いしましょう」
という案が通ったからだそうで、やなせたかしによればアルディンはジャン=ポール
・ベルモンドを下敷きにしてるとのこと。寺沢武一の「コブラ」も同じベルモンドを
もとにいじってるんだった。考えたら。だから似てんだな。
ミリアムはやっぱドキンちゃんに通ずるし。
1belmondo
青島幸男の声の演技はなかなかのもの。敵役の相手がなにしろ
芥川比呂志というのにぜんぜん負けてない。実は音を先に
録ってから絵の制作をしていたそうで、アフレコはしていない。
だからラジオドラマと同じで実際に掛け合いの芝居をしての録音
だった。そのせいか、青島幸男はとてもイキがいい。
他の一言出演は小松左京、筒井康隆に大宅壮一、北杜夫、
野末陳平、吉行淳之介、大橋巨泉、前田武彦、立川談志ほかの豪華メンバー。
主題歌はヘルプフル・ソウルというバンドが担当してるけど、このボーカルを
担当してるのがチャーリー・コーセイ。後に「ルパン三世」の主題歌を歌ってる。
とにかく、文句はいろいろあっても懐かしさでうれしくなった作品でした。
虫プロはここでの経験をもとにして、次作アニメラマ「クレオパトラ」へと進む。
自分も先に進むこと考えたいなぁ。ホントに、このあとの人生は何だろね?
まずは新年を祝います。

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