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May 05, 2006

映画館へ行こう

 仕事で秋田市に行くことが多いのだけれど、車で移動中にふと見つけて
とても気になっていた場所がある。映画館なのだけれど、貼ってあるポスター
がどうみても、ピンク映画なのだ。
いまどきピンク映画の専門館があるの?秋田に?と思うと急に興味津々。
しかも「次週上映」としてポスター出してあるのは一般映画。「東京大学
物語」だって。
ちなみにオイラの住む盛岡には現在ピンク映画を遣ってくれる小屋はない。
以前には三館ありました。日活ロマンポルノをやってた盛岡日活(のちに
当然のごとくなくなった)盛岡東映の二階部分を改造してこさえた東映パラス
(のちに洋画封切館になった。盛岡東映の閉鎖に伴い消滅)そして盛岡駅前
にあった「駅前地下」(駅前の再開発で入居していたビル自体がなくなった)
オイラは日活は行ったことあるけど、他でピンク映画見たことがなかった。
そう思うと関心はさらに高まった。これはいつか、一度は行って見なければ、と
決意。とはいってもそんな時間はなかなかありません。そうこうしてようやく
休みの日に、行って見ました。その名も「秋田有楽座
P1060088







そしてこのときの上映作品は「痴漢電車 人妻くねり開く
他二本。
Photo
上映予定表を見ると、3本立てで1本は60分で
どれも同じ。窓口で当日券を購入し入場。
古い映画館だし、こんな成人映画かけてるとこだから
椅子なんかボロいんだろな~、と思いつつ中に入ると
思いの外りっぱな椅子。キャパが250はある、広い
劇場だった。観客数は…3人。貸し切り状態。
最初にまず次週上映予定の一般映画「デコトラの鷹」の
予告編が上映ののちいよいよ本編スタート。「痴漢電車
 人妻くねり開く」の始まり始まり。

満員電車の中、OL・里佳が痴漢にあっている。なんだかんだしつつ里佳が絶頂に
達し、振り返ったその時、思わず彼女は驚愕の声を上げた。痴漢の男は里佳の
同僚・美穂(そんな説明ないぞ)と結婚した達夫だった。後日、里佳は美穂の家を
訪ね、達夫に痴漢されたことを告白するが美穂は当然信じない。ことの真贋を
確かめるべく、美穂は変装して達夫を尾行し、彼が通勤に使う電車に乗り込む
のだが、ここで彼女も痴漢に遭遇。すっかり気持ちよくなった美穂は痴漢に遭いた
さに電車に乗るようになる…というお約束いっぱいのお話。

このチープな、自主映画的な雰囲気がたまらんです。乗ってる電車が小田急
なのにカーブでは京王線になるようなツッコミどころもいっぱい。衣装は自前っ
ぽいし、こういうの見ると応援したくなる。達夫はおもちゃ会社勤務らしく、劇中
「たまごっち」をもじって「おさわりっち」という痴漢インタラクティブゲームが出て
きたりして、最近のトレンドを使っているのに関心した(当時)にしても、知ってる
俳優さん出てません。風間今日子、冴月汐、白井ゆかり他っていってもわからん。
配役なんてさっぱり。ピンクの女優なんて林由美香くらいしか知らないし。

場内がとにかく寒くて、我慢できなくて結局これだけ見て退場。ロビーではモギリの
おばちゃんと小屋主とおぼしき男性、それに近所のおっさんらしい人の3人で
ストーブたいて暖まっていた。このシャシン、家に帰ってから調べなおしすることに。
やってみたら勉強になりました。

 1年間に日本国内で封切られる映画の本数は洋画・邦画ともに350本くらい。
邦画350本のうち、ピンク映画は実は80本くらいあるんだそうな。AVから
93年にピンク映画に転じた林由美香は延べ400本ほどの出演作があるそうで、
年に30本以上の出演。鉄人だ。主演作「たまもの」は一般にも公開されてるし
NHK大阪製作のドラマ「日曜日は終わらない」でカンヌまで行っている。
05年6月に急死してしまったのは惜しまれる。さらにはピンク映画は
題名を変えて再公開することが多いのも初めて知った。実はこの「痴漢電車 人妻
くねり開く
」はもともとの題名は「痴漢電車 即乗りOKスケベ妻」という
のだったのね。しかも公開は97年。97年って…「たまごっち」はあくまで
「たまごっち」で、「祝ケータイかいつー!」とか「超じんせーエンジョイ!」じゃ
なかったことが判明。どひゃー。どうりで本編に携帯電話もろくに出てこなかった
わけだ、と納得。
やられっぱなしの今回、ピンク映画の世界の奥深さを知りました。
またいつか見に行こうっと。

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Comments

こんばんわ、最上屋さん♪♪♪
風間今日子(恭子)さんといえば、
ピンク映画界きっての花形女優でありますよ!
2002年は最多出演数を誇ったほどのお人であります。
結構ファンサイトもあるはずですよん!
もっとも、カゴメはピンク映画はほとんど観ないけど…。
(その替わり、AVなら年150本は観てる筈。笑)

Posted by: カゴメ | May 18, 2006 at 12:16 AM

カゴメさん、まいどです~。

>風間今日子(恭子)さんといえば、
>ピンク映画界きっての花形女優でありますよ!

そうなんですよねぇ。コアなファンの方が
多いようで…。はたから見てると、こういうのが
いいなぁと思います。
AVは、私あまり見てないですねぇ(^_^;)
家で見ると集中できなくて。、これがいかんので
しょうね。でも嫌いじゃないっす(笑)

Posted by: 最上屋 | May 19, 2006 at 11:08 PM

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