« January 2006 | Main | March 2006 »

February 20, 2006

torino2006 part2

 トリノ冬季オリンピックはいまだ開催中。
日本代表選手にいまだメダル獲得なし。残念がる人は多いだろうけど
こればかりは結果の問題だから、大騒ぎしなくてもいいと思う。

男子スピードスケート500mでは加藤が失敗して、伏兵及川が4位と大健闘
したけど、コーチもいない環境でのこの結果。えらい。しかも所属は「びっくり
ドンキー」だなんて、これもえらい。びっくりドンキーはもともと盛岡のハンバ
ーグ屋さんだったから親しみがわきますな、及川選手。「佑」で「ゆうや」って
読むの?名前。
伏兵といえば思い出すのがサラエボ大会の銀メダリスト、北沢。このときは
とにかく黒岩が絶対金メダル!と盛り上がってたのに結果は10位。誰も期待
してなかった北沢欣浩が銀メダル獲得して驚いたことったら。
彼の写真は受験のお守りとして人気が急浮上したとも言われる。
04_01
北沢選手の雄姿




他にこのサラエボ大会で思い出すのは女子フィギュアのカトリナ・ビットと
なんと言ってもアイスダンスのトービル・ディーン組の演技。
この人たちリレハンメル大会で代表復帰して、ビットはメダルにからま
なかったけど、トービル&ディーンは銅メダル獲得。エキシビションで
サラエボ大会での伝説的演技、「ボレロ」を演ってくれたのでそりゃもう
大騒ぎ。アイスダンスではいまだこのサラエボでの「ボレロ」を超えるもの
はたぶんないだろう、と思う。このときの演技でアーティスティックインプ
レッションが6.0フルゲージというのはいまだ伝説。
ユーゴ内戦で競技場は墓地になってしまったのが、世の無常を感じさせる
ところです。
この内戦を扱った映画「パーフェクト・サークル」は名作。

一日の実施競技数が少ないのか、いまだ日程は進行中。これといって
面白いネタがいまひとつ足りないのだけれど、いまんとこ個人的に
ウケたのは女子スノボクロスの決勝。ダントツのトップだったアメリカの
リンゼイ・ジャコベリスが途中でエアの技なぞ余裕ぶちかましてやってたら
ゴール直前に転倒してしまい、2位だったスイスのターニャ・フリーデンに
抜かれ結局2位になった。こういうのがないとつまんないよなぁ。
20060217_707_450
「AP通信によると、当初は観客へのアピール
であることを否定したジャコベリスだったが、
やがて、勝利を目前にして平静さを失った
かもしれないと認めた。「私の興奮を観客と
分かち合いたかった。失敗した。まあ、そんなこともある」 」

こういう選手は大好きです。
同じくアメリカのアイスダンス代表、タニス・ベルビン。(当然写真左)
21

こりゃまたべっぴんさん。公式サイトもあり。
身長も162cmくらいだそうなので、親しみもてます。
日本にも来たことあるらしい。
アイスダンスオリジナルのスタートリストを見ると、
最終滑走の24番目。
見たいけど…見られないなこりゃ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 15, 2006

オリンピック torino2006

 トリノオリンピックが始まり、夜は結局テレビで中継を見てるもんだから
映画はさっぱり見ていない。やっぱアルペン競技は面白い。滑降なんか
特に面白いと思う。
もともとオリンピックは好きなもんで、出来る限りリアルタイムで見るように
してはいるけれどもヨーロッパでの開催はリアルタイムで見るのはきつい
。 今回は開会式が日本時間の午前4時開始。競技になると時間は
早まるけれどもマイナス8時間の時差。つらいわこりゃ。なもんだから
子供のころはさっぱり見られなくて、あとからニュースで見たくらいだった
から、こんなすごいお祭りだってのに自分にシンクロしていないのが
くやしかったけど、大人になるとやっぱリアルタイムで見られるので
楽しい。
 今大会では「日本のメダル候補がいっぱい!」なんて騒がれた
スノーボードハーフパイプだけど、アメリカ勢との差にあぜん。成田
童夢と今井メロの兄妹はまったく同じに自滅してて、あきれてしまった。
原田雅彦の失格もはらひれはれほれ。

アメリカ勢、男子のショーン・ホワイトのすごさにはあきれた。
女子のほうはまだアメリカ勢に食い込もうとする欧州勢のせめぎあいが
見られて盛り上がった。でも、ハンナ・テッターなんかもう1回目の
ポイントで1位を決めていても2回目に手を抜かずさらに点数を上げて
くるんだから、脱帽。これは2位のグレッチェン・ブレイラーも同様で2回目
は技のすごさが段違い。なにもかもいっぱいいっぱいで、いきなり高難度の
技に挑みあっさり失敗して自滅する日本代表との、この差はなんなんだ。
とにかく失敗には厳しい採点システムなのもつらいけど、 もう経験値の
パラメーターがアメリカは桁が違うのだと納得。
 ダウンヒルはやっぱ好きな競技なので、今回も面白かった。
ラッセ・チュースとかオーモットとか、ヘルマン・マイヤーなんて古株の選手
がいっぱいいてうれしかったし、30番スタートのドゥヌリアが優勝ってのも
一人で勝手に盛り上がりました。
クロスカントリー女子スプリント(こんな競技知らんかった)の日本代表、
夏見円と福田修子が初の入賞。夏見円、個人的に応援してたので素直に
喜びました。福田修子もオーケーだ。やっぱ、競技の人気を上げるには
見やすい選手が一番です。
KFullNormal20060215067_l

ま、メダルメダルとマスコミが騒いでるもんだから
どうしたって期待はずれになるのは仕方ない。
素直に勝負を見て楽しみましょうよ。
変に日本選手ばっかりクローズアップしないでもっと競技を見せてくれ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 07, 2006

恍惚の悪魔 アカサヴァ

 自分の場合、やっぱ根がスケベなのか大昔、小学生低学年の頃
「スクリーン」誌をうちの姉が買って読んでいたのを借りて読んでみると
なんでか緑色のグラビアの部分があって、その部分はいわゆる「洋ピン」
とか「エロ映画」の類の紹介記事。これは読んでてどきどきしました。
これを知って姉がスクリーンを買ってきてくれるのを楽しみに待つように
なったけど、毎月は買ってきてくれなかったのでそのうち普通の小学生の
生活に埋没するようになり、中学生になるまで映画からは遠ざかる
ことになりました。とはいっても、月曜ロードショーとかは見てたし、東宝
チャンピオン祭りも見に行ってたなぁ。

 後にいろいろと知識が増えて、いわゆる「ユーロトラッシュ」とか「ジャーロ」
という映画のジャンルが存在することを知り、このジャンルだとどうしても
避けて通れない「巨匠」、ジェス・フランコの存在を知ることとなった。
評判だけ聞くとこれがまた、すごい。20あまりの変名を持ち、200本くらいの
ホラーやらポルノやらの作品を世に送り出しているのだそうな。
撮影中に失踪したり撮影前に失踪してたりしても、なんでか監督を続けられた
というのも尊敬に値する。
日本には熱心なファンも多く、これによるムーブメントなのか彼の作品
「ヴァンピレス・レスボス」のサントラが渋谷系サウンドとしてクローズアップ
されたりもしていた。ファンサイトでは「六畳一間のJusutine」
が有名だと思います。私もお世話になってます。
 ユーロトラッシュの中でジェス・フランコ作品のまさしく光っていた時期は、
ちょうど映画自体がテレビに押されまくりでエロ・グロ系に活路を見出そうと
していた頃の60年代末頃から70年代の前半くらいまでに重なるようで、
この人の作風の変化には愛人であり主演女優だったソリダッド・ミランダの
存在が大きく影響していたと聞いている。
そのソリダッド・ミランダはとってもキュートな女優でありました。たまたまネット
で目にした彼女の写真が「恍惚の悪魔 アカサヴァ」のスチルだったけど
何かジェス・フランコ作品を見たいと思ってたらこれまたたまたま、まさしく
このDVDを手に入れる機会があった。結局また買ってた。
soledad22edit












 アカサヴァ(アフリカのどっからしい)でイギリス人のフォレスター教授(アンゲル
・メネンデス)の助手が謎の鉱石を発見。この鉱石は金属をすべて金に変え、
人間をゾンビにしてしまう魔法の石。助手は何者かに銃撃され瀕死の重傷を
負って教授のもとへ石を持ち帰る。教授は助手の命を救うべく医師のトーゼン
(ホルスト・タッペルト)のもとを訪れ往診を依頼。しかし、帰路教授は行方不明
になり、助手も異様な死に方をしているのが発見される。
地元の警察の捜査にも、協力的なランバート領事(アルベルト・ダルベス)に
比べるとなんでかトーゼンは気乗りでない様子。
TMV_0014-1




舞台は変わりロンドン。フォレスター教授の部屋に忍び込んだ人間が死体で
発見され、捜査に当たるスコットランドヤードのフィリップ卿(ジークフェルド・
シューレンベルク)に諜報機関が情報提供を求める。その担当者がジェーン・
モーガン(ソリダッド・ミランダ クレジットはスーザン・コルダ))これと別に
「親友のフォレスターの巻き込まれた事件の真実を知りたい」とキングズレー
卿(ウォルター・リラ)がフィリップ卿に頼み込み、フィリップ卿は捜査官を
現地に送ることにする。
フォレスター教授の甥、レックス・フォレスター(フレッド・ウィリアムス)が
アカサヴァに到着。出迎えるティノ(ジェス・フランコ)。同じ便でジェーンも
到着。ランバートも実は諜報部員。ジェーンと夫婦ということで、調査開始。
ジェーン、ダンサーならもっと真面目に踊れ。
なんだけどいきなり怪しい男に襲われたり、この男を結局撃ち殺しちゃうけど
この死体の始末がなんでかティノによって行われたりする。
(実はティノも他国の諜報部員)
トーゼンの元を訪れたレックスはフォレスター教授の行動を尋ねる。この席上
トーゼンがこの地に伝わる伝説を語る。「死の川から生まれる悪魔、そして
すべてを金に変える石。この石を皆捜している」
TMV_0014-4




トーゼンの留守に彼の家に忍び込むレックスとティノ。しかしティノは倒され
レックスは足を撃たれる。この足を治療するトーゼンは、足のギプスに石を
隠してロンドンに持ち帰ろうとする(そりゃ無理だろ)石を横取りしていたのは
トーゼンだったのだ。
TMV_0014-3




 ネタバレ上等でいつもはあらすじ書きますが、今回はこんなもんで。
とにかく、ユルい。音楽は山下毅雄の「プレイガール」の挿入曲みたいで
いい感じだけど、画の撮り方はすっかり自主映画っぽくて、一種独特の
世界が展開している。これがジェスのすごさなのか?
ソリダッド・ミランダのサービスショットがいっぱいで、その点では楽しめる
けど、物語もちょっと入り組んでいていまいち解りづらい。そのくせ
脚本なのか編集なのか、フィリップ卿が捜査員を派遣することをキングズレー
に約束する画のあと、すぐさまレックスが映し出されるから、見てるこっちは
「こいつがその捜査員なのかぁ、ふーん」とわかってしまうような、単純明快な
くだりもあったりする。どう見たってこいつ捜査員なのにそれでいてジェーンが
ロンドンで「あなたは何者なの?」と聞くのか?見てるこっちはお見通しよ。
石の効能がよくわかりません。結局オチがどうなったのかもよく解りません。
突っ込みどころはいっぱーいあるのですが、しかし、これでいいのだ。
ジーザス・フランコの映画だから。それだけで許そう。

キャストは実は結構レギュラー陣で、「シー・キルド・イン・エクスタシー」
「ヴァンピレス・レスボス」などはほぼおんなじ顔ぶれ。
この作品ではジェスは「ジェス・フランク」でクレジットなのは、なぜ?
ソリダッド・ミランダも「スーザン・コルダ」になってるし。謎は多い。
TMV_0014-2
ジェス・フランコさん本人



 この作品の完成後、すぐにソリダッド・ミランダは事故で亡くなってしまい
それからジェス・フランコの投げやり人生が始まる。これだけキュートな女優
だったのに、もったいないなぁ。 彼女の名前は伝説になってしまいました。
1960年頃から映画に出始めて、一度引退している彼女。再び映画の世界に
帰ってきて、ジェス映画のヒロインとして活躍するようになる。なにぶんにも
彼女の人生には明らかでないところが多くて、この点でも伝説の度合いが
強まっている。
それにしてもこの独特のユルい世界、、なんと言っていいのやら。ジェスマニア
が結構いる理由がわかったような気がした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2006 | Main | March 2006 »