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September 28, 2005

そういや、ギルダ

 「ショーシャンクの空に」のことで「ギルダ」に触れたけど、この映画の
中身については、まだそんなに吐き出してなかったのを思い出した。
っても、調べてみたら面白いなぁと思ったことが出てきたからなんだけど。

 「ギルダ」は1946年の作。監督はチャールズ・ヴィダー。主演リタ・ヘイワース
とグレン・フォード…と、つらつらと記すとつまんないけど、このメンツで何本か
実は撮っているので製作サイドの志はほとんど「若大将シリーズ」とかと同じ
レベルなのであった。
監督もわしら日本人にはそんなん評価は高くない人で、この前に撮った西部劇
「無頼漢」がたぶん一番の出来かもしれない。この作品も主演はグレン・フォード
なのだった。

hayworth










舞台は大戦末期のブエノスアイレス。いかさま賭博で日銭を稼ぐジョニー・ファレル
(グレン・フォード)は違法カジノのオーナー、バリン・マンスン(ジョージ・マクレディ)
に助けられたことをきっかけに、彼の右腕として働くことになる。ところがマンスン
の妻ギルダ(リタ・ヘイワース)はかつてジョニーと愛し合った、そして別れた女
だった。心乱れるジョニー。そして、友情といっていいマンソンとの関係にも
ギルダの存在が影を落とすことになる。

 と、かっこよく記してみた。しかし、はたしてこのギルダはファム・ファタール的存在
なのかどうかは、微妙。見方によっては、「ワガママ女に振り回された男たちが
勝手にコケるだけ」なんだもん。
確かにいまいち演出にメリハリの欠けるところもあって、「凡作」という人もいるけど
自分としては物語はかっちりした構成で、悪くないと思った。
やっぱ、この映画のリタ・ヘイワースは魅力的。これだけでもう十分。
(歌はアニタ・エリスの吹き替えだけど、ギターを弾きながら歌うくだりは生歌)
zippers






よく言われるところのファム・ファタール=魔性の女となると、どこだったかで
「男に自分のために命をかけさせるよう仕向けてしまう存在」
みたいなことを読んだ覚えがあるけど、ここでのギルダは意図的に仕向けること
はやってない。むしろ二人の男の間に入り悩んでたりする。フィルムノワール
には違いないけど、犯罪映画というよりかは「冬ソナ」みたいな物語だと思う。
これを見たときは「冬ソナ」はまだやってませんでしたが。

劇中リタ・ヘイワースがグレン・フォードに往復ビンタをくれるシーンがあるけど、
このときにグレン・フォードの歯が2本折れたそうな。それでも演技したグレン・
フォード。あんたはえらい。そしてリタ・ヘイワースの腕力も実はすごい。
このあと4本共演作があるけど、怖くなかったのか。グレン。

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