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April 19, 2005

女王陛下の007 再び

 またまた二部構成 前日のつづき
 「原作に即した物語づくり」ということで今回は大掛かりなセットはなし。
原作は、けっこう地味でどっちかってえと、ハードボイルドの世界。
秘密兵器みたいなのも、事務所に忍び込んだとき使った「金庫開けマシン」くらい。
ジョージ・レーゼンビーはこの一作だけボンドを演じているけど、見た感じいまいち
ちんぴらっぽい。肩で風切って歩くし。顔はトイストーリーのウッディみたいだし。
演技も、本格的な映画出演はこれが初めてってのもあってかなにか食い足りない
感じがする。努力はしているけど、やはりジェームズ・ボンドのイメージとは、
いまいちズレているような感触があった。これだけで降板したのは、プロデューサー
受けが良くなかったのとゴネるマネージャーのせいらしい。マネさん、駆け引き
失敗か。本人はおまけのドキュメンタリーで「もう一本出ておけば良かった」
みたいなことを言ってるけど、ボンドになる資格があったかどうかを見極められない
まま終わったのはある意味残念ではあります。
今回ブロフェルドはテリー・サバラスが演じているけど、これは及第点。
トレーシー役はダイアナ・リグ。もともとTV方面の女優さん。あまり他は知らん。
どうも脚本がいまひとつのデキなような気がする。演出もだけど。
ボンドが研究所を脱出するのは夜なんだけど、冬の夜の山頂なのにぜんぜん
寒そうじゃない。体験すると、ホントに寒いぞ。雪崩も、巻き込まれるとあんなもん
じゃないらしい。実際に雪崩にあった人が近所にいます。あと、ウィルス扱ってる
研究所勝手に爆破していいのかな。終盤のドンパチのさなか爆弾仕掛けておいて
手下「あと5分10秒で爆発します」
ドラコ「よし、逃げるぞ」
トレーシー「ジェームズは知ってるの?」
ドラコ「知ってる」     
いつ教えた?ブロフェルドがいつ、どのようにしてウィルス撒くのかも説明不足。
なもんで、緊迫感がちと伝わってこない。全体に、ややゆるめの展開なので微妙に
冗長な感触がしました。アクションもがんばってるんだけどなあ。ジョン・バリーの
音楽も今回は地味めで、いまひとつ盛り上げには貢献していない印象がある。
モーリス・ビンダーのタイトルも今回は抑え気味。相変わらずきれいな画を作っては
いるけど、スタッフは今回でシリーズはおしまいかも、と思っていたのかなぁ。
意欲作では、ありました。シリーズの中の一作としては、十分に価値のある
作品、だろう。議論の多い作品だったけど、とりあえず興行収入全米1位には
なっている。対抗馬は「イージーライダー」「明日に向かって撃て!」だった。
時代が、変わりつつありました。

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